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トピックス&ニュース

アルスヴィータ支援「けいはん医療生協 第10回幹部育成研修」報告

 地域医療・福祉研究所(略称:アルスヴィータ、東京都中野区)が企画・運営を支援するけいはん医療生協(大阪府寝屋川市)の「幹部育成研修」は、2017年6月にスタートし今回で10回目となります。研修期間は1年間で、毎月1回丸1日「講義と演習」を行います。次世代の幹部を育成するため、村谷千恵子専務理事による面談を経て選出された9名が対象で、職種は看護師、介護福祉士、ケアマネ、事務職などです。

 今回は3月22日の第10回目の研修で「アサーティブコミュニケーション演習」を行いました。


▲森田 栄子講師


▲グループワークの様子(左端:森田栄子講師)

3月22日けいはん医療生協の第10回幹部育成研修報告。

 今回は、アサーティブコミュニケーション演習を行いました。

 講師は、NPO法人アサーティブジャパンの森田栄子認定講師です。

 アサーティブとは、「適切な自己主張」のことで、自分の主張を相手に理解してもらえるように伝える方法を学ぶことがこの講座の目的でした。

 演習の中で、私たちのコミュニケーションには、「攻撃的」(相手を打ち負かすような傾向)、「受身的」(対立を恐れて自分の要求や意見を表現できない傾向)「作為的」(攻撃性を隠して相手をうまくコントロールしようとする傾向)の3つのタイプがある事を学びました。そして、そのどれでもなく自分も相手も尊重した上で誠実に、率直に、対等の立場で自分の要望を伝えるアサーティブコミュニケーションを身につける演習を行いました。実際の職場で起こった事を事例に、アサーティブなコミニュケーションの方法を学びましたが、目からウロコが落ちるような話がたくさんあり、明日からの業務に活かすことができそうです。

 例えば部下に注意する場面では、

(1)相手への配慮から会話を始める。「いつも頑張っているね」

(2)自分の気持ちを開示する。「言いにくいんだけど」

(3)事実に基づいて具体的に改めてもらいたい事を一つ言う

「昨日〇〇の報告がなかったんだけど、それで多くの人が困ったので、これからは必ず報告をして欲しい」

(4)話を聞く「忙しくて忘れてしまった」

(5)自分の責任を認める「私ももっと早く気づけばよかったんだけど」

(6)爽やかに立ち去る「明日からも頑張ってね」

 ※ご興味のある方には講師の方をご紹介します。

<問い合わせ先>

一般社団法人 地域医療・福祉研究所 電話・Fax:03-4283-4360

〒164-0013 東京都中野区弥生町1-54-17-101

※本研究所は、地峨の健康・医療・福祉の問題を住民が主体的に解決するために、自冶体や協同組合などの敬策づくりと事業開発に資する調査・研究・実践の組織を支援する非営利型の社団法人です。略称:アルスヴィータ(ラテン語略称:ARSVITA)。